【利用客数】

 宿泊客の多い温泉場は少ない温泉場に比較して、それだけ人気がある。人気のある理由としては、交通の便がよい、景色がよい、歴史がある、施設が近代的である、人情味がある、宿泊費が安い、医療効果がある、宣伝がいきとどいているなどいろいろの要素をあげることができる。
 利用客数(昭和五十五年)の上位二〇の温泉場を取り出して表1に示した。別府、箱根が横綱で年間四五〇万人以上、熱海、伊東、白浜、鬼怒川が二〇〇~三〇〇万人台で大関、草津、山代が一五〇万人で関脇となる。
 東京、大阪などの大都市に近く、交通の便が良く、自然の魅力にあふれた所が人気が良い。昭和四十四年下位にあった草津、山代、館山寺、石和などが上位にあがり、上位にあった熱海、有馬、勝浦、道後などの落ち込みが著しい。このことについては後にふれる。

表1 温泉利用(宿泊)客数番付表

カテゴリー: 1.箱根温泉の番付   パーマリンク

※本文書は昭和61年発行の『箱根温泉史』記載事項です。現在の事実とは異なる部分があります。

コメントは受け付けていません。