【第二帯 重炭酸塩硫酸塩泉】

 この泉質は箱根カルデラの西側、湖尻~姥子付近で深さ三〇〇~七〇〇メートルのボーリング孔の開発が行われた結果見つけられた。pH6~8の中性で、重炭酸(炭酸水素)イオンと硫酸イオンを主とし、塩素イオンの少ないのが特徴で、深い井戸からの揚湯にもかかわらず高温ではなく、泉温は五〇~七〇度Cである。この温泉は中央火口丘堆積物の基底部に広がる滞水層に胚胎される箱根カルデラの深層地下水とみるべきであろう。

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※本文書は昭和61年発行の『箱根温泉史』記載事項です。現在の事実とは異なる部分があります。

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