【箱根温泉宿組合】

 箱根七湯の湯宿の系譜につながる地元の旅館、新しく旅館を開業した新興の地元旅館、箱根山に仕事の夢をかけて進出して来た外来のホテル・旅館、それら旅館業に携わる人たちのさまざまな努力と競争のなかで、箱根温泉は七湯から十二湯へと量的にも、質的にも発展してきた。
 しかし、このような発展は従来の箱根七湯の村的秩序のなかで、協業してきた旅館主が、近代的なホテル・旅館業としていわゆる商売の自由という基本的な原則を確保しながらも、新しい姿での地域的連帯に向けて結集し、旅館営業の秩序を保つ必要が生まれてきた。箱根温泉宿組合の創設は、このような歴史的背景のなかから生まれたものと思われる。

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※本文書は昭和61年発行の『箱根温泉史』記載事項です。現在の事実とは異なる部分があります。

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