【箱根火山の構造と生い立ち】

 温泉の立場から箱根火山を見ると、さしずめ火山は大型湯沸し釜である。湯沸し釜の内部の仕組みを知ることは、温泉をいつまでも枯らさずに伝えていくためにも大切なことである。
 箱根火山の地質構造は東京大学の久野久教授によって詳しく調べられた。久野の研究は世界の注目を集め、箱根は火山学研究のメッカとなっている。
 久野は箱根を三重式の火山と表現し、箱根を構成する山体が、二重の外輪山と中央火口丘の三要素よりなることを明らかにした。久野の見方では箱根をみると、この火山の構造が大変分かりやすくなる。

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※本文書は昭和61年発行の『箱根温泉史』記載事項です。現在の事実とは異なる部分があります。

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