【早川凝灰角礫岩層】

 早川及び須雲川の深い谷にそって分布する淡褐色の安山岩~デーサイト質凝灰角礫岩類に早川の地名を付けて早川凝灰角礫岩層とよぶ。互層する凝灰岩層には堆積時の縞模様がめだつ。湯ヶ島層群の上に不整合にのり、この地層の厚さは約三〇〇メートルである。東あるいは北東に一〇~三〇度傾斜する。須雲川の支流二ノ戸沢でこの地層から二枚貝などの化石が産し、鮮新世と同定されている。化石は浅い海に生息する種類であることから、この地層は浅い海で堆積した火山性の角礫岩類である。
 地熱活動により弱い変質をうけ、スメクタイト、方解石、沸石、石英、曹長石などの二次鉱物が生じているが、源岩の構造は良く保存されている。

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※本文書は昭和61年発行の『箱根温泉史』記載事項です。現在の事実とは異なる部分があります。

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