【これからの箱根温泉-座談会-】

 柳川(事務局長)●本日は「箱根温泉史」をしめくくるために、座談会「これからの箱根温泉」を持つことになりました。まず理事長のご挨拶をお願いします。

 勝俣(理事長)●皆さんこんにちは。各委員を初めとしまして町役場の企画課長及び観光産業課長、観光協会長、あるいは私ども業界の青年部の皆様にもおいでいただきまして、厚くお礼申し上げます。「これからの箱根温泉」について座談会を開いて頂き、その成果を温泉史の中に取り入れていきたいと思います。
 集まりました資料を拝見しますと、私どもの箱根の先人は、想像しがたいようなご苦労をなさいまして、今日の天下に誇る箱根の名声を築き上げてこられました。本日特に青年部の方々のご出席をいただいておりますのは、次の世代に立派な箱根の伝統をお譲りする意味合いが含まれています。先人のご功績を確認していただくと同時に、次の箱根を背負っていかなきゃならない方々から、将来を大いに語っていただきたいのです。

 柳川●続きまして松坂委員長からご挨拶をお願いします。

 松坂(委員長)●明治や大正のことを調べてみますと、当時の旅館主たちが箱根の近代化に残した足跡の偉大さに頭の下がる思いがします。道路の開削、水力発電、電話の開設や新しい温泉場の開発にしても国や町の力によって出来たものではなく、旅館主たちが箱根の近代化にかけた情熱とバイタリティによってなしとげられたものです。
 これら先人の偉大な足跡をしのびこれからの箱根温泉はどうあるべきか、ご出席の皆さんのご意見をうかがいたいと思います。

 柳川●それでは座談会に入ります。これからの座長を松坂委員長にお願いをしたいと思います。

 松坂●最初に基調報告を岩崎さんと大木さんにお願いします。まず岩崎さんに江戸から明治にかけての箱根温泉について旅館を中心にお話し頂きます。

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※本文書は昭和61年発行の『箱根温泉史』記載事項です。現在の事実とは異なる部分があります。

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