箱根温泉おかみの会 理事 桐谷綾子です。
講習会で学んだことを思い出して・・・
講師 若女将のSDGsへの思いに感化されて・・
寒気のなかにも早春の息吹が感じられる二月二十日。箱根温泉おかみの会のSDGs講習会に参加をさせていただきました。
講師は、湯本滝通り、ホテル仙景 若女将 津田かおり様です。
津田様は、多忙な旅館業の合間をぬってSDGs公認ファシリテータ資格所有者となりました。
2015年SDGsが国連総会で採択されてから8年も経ち、この言葉を色々なところで聞くようになりました。
地球環境を守るためには、どうしたらよいか関心が低い日本。
私たちが住むこの美しい箱根を守るには、今自分にできることは何があるだろうか、どんな行動がSDGs達成に役立つのか・・・。
津田様は、啓発活動も積極的に取り組んでおられます。
環境に配慮し自ら取り組まれ、とても頼もしいと感じました。
未来を考える宿づくり(サステナブル)、環境に優しい素材のものを意識し使い捨ての物を減らすことなどを実施しています。
お宿は「かながわSDGsパートナー」にも登録されています。
講師のテーブルには、ペットボトルの代わりにマイボトルが置かれておりました。
「2030SDGsカードゲームで学ぶ持続可能な社会づくりとSDGs」
SDGsの目標(17のゴール・169のターゲット)を楽しく理解できるように、と考えられたカードゲーム。三色のマグネットが使われており、緑色は環境、黄色は社会、青色は経済です。
ゲームの結果、経済はプラスになりましたが環境はマイナスになりました。
SDGsは、ひとつの国が頑張っても達成できません。
一人ひとりの力は小さくても、力を合わせれば大きな力となります。大きな力にするためには、パートナーシップが必要となります。
「誰一人取り残さない」、住み続けられる町、選ばれ続ける国際観光地箱根でありたいです。
17のゴールを達成しようとスタートさせ、アクションへと繋げた津田様。
その志は高く、誠実さがみちており胸元の17色に輝く色鮮やかなSDGsピンバッチと彼女からあふれる爽やかさに感銘を受けました。
私たちにできること
日本の知恵が詰まった風呂敷、当日おかみの会会員の安藤様(箱根湯本 大和館)は、丁寧に半纏をたたみ風呂敷に包んでおられました。風呂敷は、奈良時代から続く日本の文化です。
【包む】という文化から始まり、今ではインテリアとして使う方もいれば、ひざ掛けなど防寒対策にも使える万能なアイテムとなっております。
小さく畳めて鞄の中にもサッとしまえる風呂敷は、「エコ」の一言に尽きます。
マイボトルや風呂敷、私たちでも簡単にできることから取り組んでみましょう。