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第23回 【観光料理の祭典】技能コンクール

おかみの会事務局の田中です。
先日、第23回【観光料理の祭典】技能コンクールに参加をいたしました!
私たちおかみの会では、毎年技能コンクールの審査員として参加をしています。
その時の様子を少しですが、みなさまにお伝えさせていただきます。

技能コンクール











神奈川県・静岡県に在籍される板前さんが、事前に決められた原価のなかで実用性のある料理を作って競い合うものです。
このコンクールは、調理技術のみではなく季節色彩感や創造芸術性も競い合っています。
どの作品もとても手が込んでいて、素晴らしい作品ばかりでした。
食いしん坊としては、目の前においしそうなお食事が並べられていて・・・お腹は鳴りっぱなしでした💦
各県の会長さんが参考出展もされていました。

 








庖丁儀式

四條眞流会一門による庖丁式も行われました。
こちらの起源は、藤原山蔭公が光孝天皇からの勅命により定められたといわれています。包丁と真魚箸(まなばし)を用いて、神に捧げる料理食材に決して手を触れることなくさばきます。五穀豊穣を祈り包丁の侘びと、すべての消えゆく食材に感謝の心を示し、作法にのっとりつつさばいていきます。日本のみ伝えられている食礼作法となります。
 
























烏帽子に直垂をまとった姿で、鯛をさばいていきます。
普段着とは違い、烏帽子と直垂で魚をさばくというだけで、いつもより何倍も大変なんじゃないかな・・・なんて思いながら見ていました。そんな思いは一瞬で、あっという間に立派な鯛は、包丁と真魚箸のみでさばかれてしまいました。
さばくのに使われていた包丁は、普段私たちが料理で使っているような包丁の形とは少し違い、刀にも見えるようなものでした。真魚箸は、菜箸と同じに見えましたが持ち方がとても特徴的でした。

終わりに・・・

静岡・神奈川県日本調理師技能士会の皆様、このような貴重な体験をさせていただいた、ありがとうございました。
今回のコンクールで移り変わるトレンドを取り入れながら、年々お料理のレベルも上がっていくというお話をお伺いしました。日々止まることなく常に上を目指していく、向上していく志に大変刺激を受ける機会となりました。
おかみの会でも、取り入れられるもとはどんどん吸収をし、常に更新のできる会でいたいと改めて思いました。

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