図13は箱根火山の源泉分布図である。昭和五十九年の源泉数は三八四、その内一四が蒸気泉、五四が休止源泉である。ボーリング技術の進歩により河床からはなれたかなり標高の高い地点にも源泉の掘削が行われているが、大きく見るとやはり源泉はカルデラの東側、早川と須雲川の谷に沿って分布している。