箱根修学旅行旅館連盟は先述のように単独で誘致運動を行っていたが、これを一層強固拡大するために結成されたものが箱根町修学旅行等団体受入協議会である。
協議会の結成は、昭和五十年十一月二十六日で、箱根町、箱根温泉旅館協同組合、箱根町観光協会及び箱根修学旅行旅館連盟並びに小田急、箱根登山鉄道、箱根ロープウェイ、箱根観光船の各株式会社と伊豆箱根鉄道株式会社によって構成され、修学旅行に止まらず、一般客をも含めた誘致運動として箱根町を中心に、観光諸団体、企業が一丸となり各種キャンペーンを実施している。地方への誘客キャンペーンは関東・中部方面を主点とするが遠くは、九州、中国、東北に足をのばし旅行業者との懇談会を開くなど幅広い活動を行っている。
初代の会長は秋山昌弘で、二代会長として勝俣武夫が就任し、共に学旅連理事長を兼ねている。