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箱根のオンライン百科事典「箱ペディア」

【箱根温泉図】

 福住版「七湯方角略図」の刊行を前後に箱根七湯の各湯治場の湯宿主たちは、木版墨刷の七湯案内図をそれぞれ刊行している。堂ヶ島大和屋太郎兵衛、同奈良屋六郎兵衛、底倉蔦谷半左衛門、木賀亀屋太郎右衛門などがそ ...

【箱根七湯の文芸】

 浮世絵のみならず箱根温泉を主題とした文芸作品もいくつか生み出されていった。その先駆的作品が天明八年(一七八八)の明誠堂喜三二の黄表紙本「文武二道万石通」であろう。この作品は、老中松平定信を鎌倉時代の ...

【七湯の案内書と紀行文】

 箱根七湯へ入湯する湯治客が増加するにつれて、七湯を紹介する案内書、紀行文もつぎつぎと著されるようになった。  七湯の案内書は、江戸中期ごろから出はじめている。そのさきがけとなったのは、元禄二年(一六 ...

【温泉土産】

 一夜湯治や七湯廻りの湯治客で箱根七湯がにぎわいはじめると、これらの人々を相手とした温泉土産の生産も盛んになっていく。その代表的な産物が後に箱根細工と呼ばれるようになった木地細工である。  箱根の木地 ...

【西洋人湯治客第一号】

 江戸時代東海道箱根八里の道を何人かの西洋人が往還した。ツンベルク、ケンペル、シーボルト、そして幕末に至るとハリス、ヒュースケンなどの西洋人が箱根八里の山路を越えて、江戸へ赴いた。当然のことだが、これ ...